2009年 06月 09日
和柄シリーズ サドルレザー多頭引きリード
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和柄でリードを、ということでちょいとデザインに悩みました。
リードは幅が18mmしかないので、ハーフチョークと同じように革で挟んで端を縫う方式では、頑張っても10mm程度しか金襴生地を見せることができません。10mmほどでは柄が何だかわからなくなってしまいます。「桜の花びらの芯だけ」とか「鶴の生首だけ」になってしまうのです。金襴生地を綺麗に見せるためには少なくても30mm以上の幅が必要なのです。だからといって表面に生地を貼って縫うだけでは端からほころびてしまいますし、強度が保てません。
そこで、飾り紐を使うことにしました。あえて正絹ではなく、化繊のものを。これなら和柄のハーフチョークとも相性ばっちりですし、何より目立ちます。飾り紐の房と共に揺れる金襴の飾りがハーフチョークとお揃いだという印です。
飾り紐の結び目は「揚巻結び」。御簾や御輿、山車、甲冑などに使われる強い結びです。言い伝えでは魔除け効果があるとされています。補強しているので簡単にはほどけません。
本当は房のカバーをはずして写真を撮りたかったんですが、お客様のものですのでカバーはつけたままにしています。使用時は房カバーをはずして下さいね^^
こんなリード見たことないですよね(笑)
おまかせでデザインをさせて頂いたお客様に感謝です。
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by mikekinya
| 2009-06-09 00:00
| レザークラフト