2011年 05月 20日
児玉清さんの言葉
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亡くなられた児玉清さんが、2002年に亡くされた一人娘の奈央子さんのことで語った言葉です。
「死には二つの段階があると思います。
一つは医学的な死です。
もう一つは、人から忘れ去られるという死。
その意味では、娘は二つ目の死を迎えてはいないんです。
娘をたくさん思い出してやろうと思います。」
きっと毎日、人知れず奈央子さんを思っていたのでしょう。
どんどん忘れていってしまえば、もっと楽になるものを・・・
前にも書いたのですが、誰かの記憶の片隅に
ちょこっとでも残っていれば、それが生きた証です。
だからどんなに苦しくて、忘れてしまいたいと思っても、
亡くした愛した命を、何度でも、繰り返し、思い出したいと思っています。
by mikekinya
| 2011-05-20 00:00
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